予防接種について
予防接種は、病気(感染症)にならないように、また、重症化しないように実施します。
生後2ヶ月がワクチンデビューのタイミングです。
当クリニックでは、予防接種を行っておりますので、受付窓口、ホームページ、お電話にてご予約の上、接種をお受けください。
(※寝屋川市・守口市・門真市・四条畷市・大東市の5市にお住まいの方は、当院での公費接種が可能です。)
事前に別項の予防接種スケジュールをご確認ください。
また、直前にBCG、水ぼうそう(水痘)、麻しん・風しん(MR)、おたふくかぜ等の「注射生ワクチン」を接種されますと、約1か月間は注射生ワクチンの接種はできませんのでご注意ください。
- 当クリニックで接種可能なワクチン
- B型肝炎、ロタウイルス、肺炎球菌、4種混合、ヒブ、5種混合(4種混合+ヒブ)、2種混合、麻しん・風しん(MR)、水ぼうそう、おたふく、日本脳炎、BCGなど
- インフルエンザワクチンは入荷次第再開いたします。
ワクチン接種スケジュールを計画
たくさんの予防接種があり、「いつからなにを接種したらよいのか?」と戸惑われる保護者の方も少なくないかと思います。接種スケジュール管理についても、いつでも、ご相談ください。「ワクチン接種スケジュール」を計画いたします。
接種当日お持ちいただくもの
- ・母子手帳(必須:お忘れの場合は、接種できません。)
- ・健康保険証
- ・各種医療証
- ・診察券(お持ちの方)など
- ※当院でのワクチン接種における注意事項
- どうしても泣いてしまうことがあり、嘔吐を避けるため接種前30分の哺乳・食事は控えてください。接種後約30分程度は院内で観察をします。接種当日はいつも通りの生活をしていただいて結構です。接種後、体調の変化が見られた際は、すぐに医師にご相談ください。
- 【予防接種時の衣服についてのお願い】
- 予防接種は上腕や、乳児では太ももにも接種しますのでまくる(露出する)必要があります。接種をよりスムーズに行うために両腕(上腕)や太ももを出せるようにご協力をお願いいたします。
- 例:上着を脱ぐ。肌着になる。
よだれ掛け・スタイを外す。
足と太もも部分のホックを外す。
ワクチンスケジュール
定期接種
国が「一定の年齢になったら受けるように努めなければいけない」と規定しているワクチンです。接種費用は対象年齢内、規定回数内であれば、基本的に公費で負担されます(対象年齢や規定回数を超えたり、指定の医療機関以外で受けたりした場合の接種費用は、全額自己負担となります)。
2024年4月より5種混合ワクチン(4種混合+Hibワクチン)に変更になりました。
ワクチン | 標準的接種期間 |
---|---|
ロタウイルスワクチン 生ワクチン |
1回目:生後8週~14週6日まで 2回目:1回目から4週間以上あけて接種 ~24週0日まで |
B型肝炎ワクチン 不活化ワクチン |
生後2ヶ月~ |
5種混合ワクチン(4種混合+Hib) 不活化ワクチン |
生後2ヶ月~ |
4種混合ワクチン 不活化ワクチン |
生後2ヶ月~ すでに接種歴のある人は同じワクチンで接種完了 |
Hibワクチン 不活化ワクチン |
生後2ヶ月~ すでに接種歴のある人は同じワクチンで接種完了 |
小児肺炎球菌ワクチン 不活化ワクチン |
生後2ヶ月~ |
2種混合ワクチン 不活化ワクチン |
11歳~13歳未満(標準的な接種年齢は小学6年生) |
水痘ワクチン 生ワクチン |
1歳~ |
BCGワクチン 生ワクチン |
生後5ヶ月~ |
MR(麻疹・風疹混合)ワクチン 生ワクチン |
1歳~ |
日本脳炎ワクチン 不活化ワクチン |
3歳~ |
任意接種
定期接種以外の予防接種です。「任意」とは、受けなくても良いという意味合いではなく、病気を防ぐためには、どれも大切なものばかりです。費用は基本的に「自費」になりますが、やはり接種を受けられるよう、お勧めいたします。
ワクチン | 標準的接種期間 |
---|---|
おたふくかぜワクチン 生ワクチン |
1歳~ |
インフルエンザワクチン 不活化ワクチン |
1歳~ |
- ※当院はロタリックスを接種しております。他院でロタテックを接種済みの方はWEB予約を取られずに当院までご相談ください。
- ※ロタウイルスワクチンの接種前後30分は授乳ができませんので、ご注意ください。
- ※その他のワクチンについても、お困りの場合は、いつでもご相談ください。
- ※0歳や1歳の時点で「打ち漏らし」があっても、それよりも上の年齢で接種できる場合があります。「接種を受けていない」「必要な回数を終わらせていない」などのケースについては、個別にご相談ください。
0歳までの予防接種スケジュール
小児の予防接種スケジュール
※当院では新型コロナワクチンの予防接種は行っておりません。
- ◆集団生活に入る前に
- 保育園や幼稚園などの「集団生活」に入ると、ウイルスなどの病原微生物に接する機会が格段に増えてきます。
- 入園前には、お子様の接種状況を確認していただき、「打ち忘れ」や「任意接種」などについても受けておくことをお勧めします。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスは毎年違う種類が流行するため、予防接種も毎年行う必要があります。インフルエンザワクチンは、接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。日本では、インフルエンザが例年12月~3月頃に流行することを考えると、毎年10月下旬~12月に接種するのが良いでしょう。
待ち時間短縮、混雑緩和のためインフルエンザワクチンをご希望のかたは以下の予診票をプリントアウトし、ご記入のうえ来院されることをお勧めいたします。
インフルエンザ予診票インフルエンザワクチンの接種について
インフルエンザの予防接種を実施するに当たって、受けられる方の健康状態をよく把握する必要があります。
そのため、表面の予診票に出来るだけ詳しくご記入ください。
お子さんの場合には、健康状態をよく把握している保護者がご記入下さい。
ワクチンの効果と副反応
予防接種により、インフルエンザ感染を予防したり、症状を軽くすることができます。
また、インフルエンザによる合併症や死亡を予防することが期待されます。
一方、副反応は一般的に軽微です。
注射部位が赤くなる、腫れる、硬くなる、熱をもつ、痛くなることがあり ますが通常は2~3日で消失します。
発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、一過性の意識消失、めまい、リンパ節腫脹、 嘔吐、下痢などもまれに起こります。
強い卵アレルギーのある方は強い副反応を生じる可能性がありますので 必ず医師に申し出て下さい。非常にまれですが、次のような副反応が起こることがあります。
- 1.ショック、アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、呼吸困難など)
- 2.急性散在性脳脊髄炎(接種後数日から2週間以内の発熱、 頭痛、けいれん、運動障害、意識障害など)
- 3.ギラン・バレー症候群(両手足のしびれ、歩行障害など)
- 4.肝機能障害、黄疸
- 5.喘息発作
予防接種を受けることができない人
- 1.明らかに発熱のある人(37.5°Cを超える人)
- 2.重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
- 3.過去にインフルエンザワクチンの接種を受けて、アナフィラキシーを起こしたことがある人
なお、他の医薬品投与を受けてアナフィラキシーを起こした人は、接種を受ける前に医師にその旨を伝えて判断を仰いで下さい。 - 4.その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した人
予防接種を受けるに際し、医師とよく相談しなければならない人
- 1.心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などの人
- 2.医師、保健師の指導を受けている人
- 3.カゼなどのひきはじめと思われる人
- 4.予防接種を受けたときに、2日以内に発熱、発しん、じんましんなどのアレルギーを疑う異常がみられた人
- 5.薬の投与又は食事(鶏卵、鶏肉など)で皮膚に発しんが出たり、体に異常をきたしたことのある人
- 6.今までにけいれんを起こしたことがある人
- 7.過去に本人や近親者で検査によって免疫状態の異常を指摘されたことのある人
- ワクチン接種後の注意
- 1.インフルエンザワクチンを受けたあと30分間は、急な副反応が起きることがあります。様子を観察し、医師とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。
- 2.接種当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすることはやめましょう。
- 3.接種当日は、接種部位を清潔に保ち、いつも通りの生活をしましょう。激しい運動は避けましょう。
- 4.万一、高熱やけいれん等の異常な症状が出た場合は、速やかに医師の診察を受けて下さい。